2006年12月04日

日本の植民地主義を考える

12月3日、京都大学の水野直樹さんをお迎えし、「日本の植民地主義を考える」という講座を行いました。

単なる植民地支配の歴史、差別の問題にとどまらず、構造的な「植民地主義」の問題として、現在の問題との関係について考えよう、ということで、まず、現行の日本国憲法や教育基本法にある言葉「国民」という概念についての話しから始まりました。

以降、こんな内容でお話をしていただきました。

1)欧米の植民地主義と日本の植民地主義の違い
2)その具体的な展開としての戸籍と名前
3)戦後への連続

日本の植民地主義が、単に同化政策ではなく、天皇制を軸に、同化と差異化を使い分けて、動員と排除を行ったという点が、話しの大きなポイントになりました。
多様であった名前が、植民地支配の中で一人一名という原則が導入されていったこと、創氏改名が、改名そのものよりも、天皇と各家長を直結させる「イエ」制度を導入し、国家とは違う論理を持つ中間集団(宗族集団)を解体することに大きな意味があったこと、また植民地時代に日本によって導入された戸籍法が、韓国で数年後についに廃止されること、など、いろいろと興味深い話しを聞くことができました。
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posted by nagoya-jiyu at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 講座報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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